こんにちは。
突然ですが、みなさんは、Claude(クロード)を使っていますか?
ChatGPTと並んで、AIアシスタントとして非常に優秀な生成AIです。
先日、私もClaudeデスクトップアプリのMCPという機能を使って、自分のパソコンのフォルダにClaudeからアクセスできるようにしてみました。
設定自体は30分ほどで完了したのですが、いざ使ってみると「このブログの過去記事を全部読んで、次に書く記事のアイデアを出して」といった使い方ができて、これが想像以上に便利でした。
正直、もっと早くやっておけばよかったと思いました。
Claudeには、デスクトップアプリがあり、そのアプリにはMCP(Model Context Protocol)という機能があります。
MCPを使うと、Claudeがあなたのパソコンのローカルフォルダにアクセスできるようになります。
「え、AIが自分のパソコンの中を見られるの?」と驚く方もいるかもしれません。
でも、安心してください。
アクセスを許可するフォルダは、自分で設定します。
つまり、AIが勝手に自分のパソコンの中を操作することはないのです。
今回は、ClaudeデスクトップアプリでMCPを使って、ローカルフォルダにアクセスする方法を解説します。
MCPとは?
MCP(Model Context Protocol)とは、AIがさまざまな外部ツールやデータソースと連携するためのプロトコル(通信ルール)です。
Anthropic(Claudeの開発元)がオープンソースとして公開しており、さまざまなツールがMCPに対応しています。
MCPを使うことで、Claudeは以下のようなことが可能になります。
- ローカルフォルダ内のファイルを読み書きする
- GitHubのリポジトリにアクセスする
- データベースを操作する
- Google DriveやSlackなど外部サービスと連携する
今回は、その中でも「ローカルフォルダへのアクセス」を設定します。
必要なもの
設定に必要なものは、以下の2つです。
- Claudeデスクトップアプリ(インストール済みであること)
- Node.js(インストール済みであること)
Claudeデスクトップアプリのインストール
まだインストールしていない方は、Claude公式サイトからダウンロードしてください。
Node.jsのインストール
Node.jsは、MCPサーバーを動かすために必要です。
Node.js公式サイトからLTS版をダウンロードして、インストールしてください。
インストール後、ターミナル(Macの場合)またはコマンドプロンプト(Windowsの場合)で以下を実行して、バージョンが表示されれば成功です。
node -v
また、ClaudeデスクトップアプリもMCPに対応した最新版を使っていることを確認してください。古いバージョンではMCP設定が表示されないことがあります。
設定手順
STEP 1. 設定ファイルの場所を確認する
ClaudeデスクトップアプリのMCP設定は、claude_desktop_config.json というファイルで管理します。
ファイルの場所は、OSによって異なります。
Macの場合:
~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json
Windowsの場合:
%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json
STEP 2. 設定ファイルを開く
Macの場合:
ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行します。
open ~/Library/Application\ Support/Claude/
フォルダが開くので、`claude_desktop_config.json` をテキストエディタで開いてください。
ファイルが存在しない場合は、新規作成してください。
Windowsの場合:
エクスプローラーのアドレスバーに `%APPDATA%\Claude\` と入力してEnterキーを押します。
フォルダが開くので、`claude_desktop_config.json` をメモ帳などのテキストエディタで開いてください。
既にファイルがある場合は、既存の設定を壊さないように `mcpServers` セクションの中に `filesystem` を追加します。
STEP 3. 設定ファイルを編集する
`claude_desktop_config.json` に、以下の内容を記述します。
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"/Users/あなたのユーザー名/Documents"
]
}
}
ポイント:
`args` の最後の部分が、Claudeにアクセスを許可するフォルダのパスです。
上の例では、`Documents`フォルダ全体を許可しています。
特定のフォルダだけに絞りたい場合は、パスを変更してください。
例:「Blog」フォルダだけ許可する場合(Mac)
"/Users/あなたのユーザー名/Documents/Blog"
※ 日本語のフォルダ名があると、うまくいかない場合があります。
例:複数のフォルダを許可する場合
複数のフォルダを許可するには、パスを複数並べます。
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"/Users/あなたのユーザー名/Documents",
"/Users/あなたのユーザー名/Desktop"
]
}
}
}
STEP 4. Claudeデスクトップアプリを再起動する
設定ファイルを保存したら、Claudeデスクトップアプリを完全に終了して、再度起動します。
Macの場合は、Dockのアイコンを右クリックして「終了」を選択してください。
STEP 5. 接続を確認する
Claudeデスクトップアプリを起動したら、チャット画面の入力欄の左下にあるアイコンを確認してください。
ハンマーのアイコンをクリックすると、利用可能なMCPツールの一覧が表示されます。
`filesystem` が表示されていれば、設定は成功です!
実際に使ってみる
設定が完了したら、Claudeに話しかけてみましょう。
例:フォルダの中のファイルを一覧表示する
/Users/あなたのユーザー名/Documents の中にあるファイルを一覧表示して
例:ファイルの内容を読んでもらう
/Users/あなたのユーザー名/Documents/メモ.txt の内容を読んで要約して
例:新しいファイルを作成してもらう
/Users/あなたのユーザー名/Documents に「今日のタスク.md」というファイルを作成して、今日の日付を入れておいて
このように、Claudeがあなたのパソコンのファイルを直接操作できるようになります。
セキュリティについて
「AIにパソコンの中を見られるのは怖い」と感じる方もいると思います。
セキュリティについて、いくつか補足します。
アクセス範囲は自分で管理できる
設定ファイルで指定したフォルダ以外には、Claudeはアクセスできません。
重要なフォルダや個人情報が入っているフォルダは、設定しないようにしましょう。
データはローカルで処理される
MCPのFilesystemサーバーは、あなたのパソコン上で動作します。
ただし、Claudeとの会話内容はAnthropicのサーバーに送信されます。
機密性の高い情報を含むファイルは、アクセス対象から除外することをおすすめします。
まとめ
今回は、ClaudeデスクトップアプリでMCPを使って、ローカルフォルダにアクセスする方法を解説しました。
手順をまとめると、以下のとおりです。
1. Node.jsをインストールする
2. `claude_desktop_config.json` を開く
3. MCPサーバー(filesystem)の設定を記述する
4. Claudeデスクトップアプリを再起動する
5. ハンマーアイコンで接続を確認する
設定自体は、それほど難しくありません。
一度設定してしまえば、ローカルのファイルをClaudeに読んでもらったり、新しいファイルを作ってもらったりと、作業の幅が大きく広がります。
ぜひ試してみてください!

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